【映画】【感想】イニシエーション・ラブ − これは辛い恋愛の物語だ

ネタバレしないよう気をつけて書きます。
あらすじとかも書きませんが、気になる人は読まないで下さい。

 

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映画「イニシエーション・ラブ 」を見てきた。

 

これは辛い恋愛の物語だ。

 

「最後の5分、全てが覆る。あなたは必ず、2回観る。」
とキャッチコピーにある通り、もう一度見たいと思える作品だった。

3回は見ないかもしれないが2回は見たい、
そんな作品だ。

 

出てくる登場人物
「たっくん」にしろ、「まゆ」にしろ
誰も幸せになっていない。

イニシエーション・ラブとは、
「通過儀式としての恋愛」という意味らしい。

・・・・・・お前にとって俺はイニシエーションだったんだって言われた。・・・イニシエーションって、言葉の意味、わかる?」
「イニシエーション・・・通過儀礼ってこと?」
「そう。子供から大人になるための儀式。私たちの恋愛なんてそんなもんだよって、彼は別れ際に私にそう言ったの。初めて恋愛を経験したときには誰でも、この愛は絶対だって思い込む。絶対って言葉を使っちゃう。でも人間には ── この世の中には、絶対なんてことはないんだよって、いつかわかるときがくる。それがわかるようになって初めて大人になるっていうのかな。それをわからせてくれる恋愛のことを、彼はイニシエーションって言葉で表現したの。・・・・・・ 

 

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人は何度も恋をする。
その中で、自分の人生観や価値観を大きく変えるような恋も経験する。
それを通過して、成長していく。
ほとんどの場合、そのイニシエーション・ラブはほろ苦い経験だ。

 

「まゆのために健気なたっくん」
「まゆのために努力するたっくん」
「まゆのために
 かっこよくなろうとするたっくん」
「まゆを傷つけるたっくん」
そして、まゆ・・・

 


複雑な恋愛感情が絡み合っていて
この作品に出てくるすべての恋愛が
それぞれが成長するための
通過儀式だったのだろうか・・ 



そして、クライマックスの笑顔は
何を意図しているだろうか・・
誰に向けた笑顔だったのか・・ 

色々考えさせられる最後の5分だった。

 

調べてみると、小説版と映画版で少し違いがあるようだ。
小説版でももう一度読んでみたいと思う。

 

 

 <イニシエーション・ラブ>

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

 

 

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

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