【書評】『「原因」と「結果」の法則』ジェームズ・アレン著 〜現代成功哲学の祖たちに影響を与えたベストセラー自己啓発本〜
『「原因」と「結果」の法則』ジェームズ・アレン著
この本は、僕が大好きなビジネス書の1冊です。
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本自体は100P程度しか無く、すごく読みやすい1冊です。
しかし、この本(As A Man Thinketh 『「原因」と「結果」の法則』』)は多くの成功哲学の祖たちに大きな影響を与えた伝説のバイブルとも言われ、現在も売れ続けている、超ロングベストセラーの1冊です。
【内容】
デール・カーネギー、オグ・マンディーノなど、現代成功哲学の祖たちが、もっとも影響を受けた伝説のバイブル『AS A MAN THINKETH』。
聖書に次いで一世紀以上ものあいだ多くの人々に読まれつづけている、驚異的な超ロング・ベストセラー、初の完訳!「私たちの人生は、ある確かな法則にしたがって創られています。私たちがどんな策略をもちいようと、その法則を変えることはできません。『原因と結果の法則』は、目に見える物質の世界においても、目に見えない心の世界においても、つねに絶対であり、ゆらぐことがないのです」
【目次】
- 訳者まえがき
- はじめに
- 思いと人格
- 思いと環境
- 思いと健康
- 思いと目標
- 思いと成功
- ビジョン
- 穏やかな心
- 訳者あとがき
『「原因」と「結果」の法則』とは、
私たちがこれまで考えてきたこと(原因)が、私たちを、いまの環境(結果)に運んできたのです。
とジェーム・アレン氏は述べます。
「人格にしろ、環境にしろ、健康にしろ、すべての結果は、自分に原因がある」
と、当たり前の事を言っています。
心の中の思いが 私たちを創っている
私たちは 自分の思いによって創り上げられている私たちの心が邪悪な思いで満ちているとき
私たちには いつも痛みがつきまとう
雄牛を悩ます荷馬車のようにしてもし私たちが清い思いばかりをめぐらしたなら
私たちには喜びばかりがつきまとう
私たち自身の影のようにして
まず、自分の『考え』『思い』を変えること・前向にすることが大切なのです。
この考えは、言い方を変えて多くのビジネス書で言われていることです。
例えば、
「赤いもの」を探そう思って出かけると、赤いものがたくさん見つかる。
それは、自分が「赤いものを探す」モードになったから。
同じように「いいところを探す」モードになって、自分のいいところ・相手のいいところを探そうと思えば、いっぱい見るかるよ。
みたいな事が、自己啓発によく書かれています。
これは、赤いものが見つかったのは(「結果」)、あなたが赤いものを見つけようと意識を変えたから(「原因」)なのです。
他にも、
大嫌いな上司とコミュニケーションがうまくとれないという悩みがある人は多いですよね。でも、嫌な上司でもその人の全てが嫌なんて事はないですよね。
相手の尊敬出来る部分を見つけて、自分から歩みとってコミュニケーションを取りましょう。
なんてのも、ビジネス書に書かれています。
嫌な上司の尊敬に歩み寄れ、上手くコミュニケーションが取れるようになったのは(「結果」)、あなたが嫌な上司の尊敬出来る部分を見つけようとしかから(「原因」)です。
多くのビジネス書に書かれているアドバイスは、「原因」と「結果」の法則から派生したものだととらえることができます。
(こうやって、ビジネス書間のつながりを考察するのは面白い本の読み方の1つです。)
望むようないい結果となったのは、それはそうなるように、あなたがいい行いをしたからです。
同様に、
望まない悪い結果になったしまったのなら、それはそうなるように、あなたが悪い行いをしたからです。
望まない悪い結果になった場合には「自分に非はない」「仕方なかった」「他人が悪いと」自分以外に理由を求めがちになります。それは、人間だから当然です。
ただ、そうやっていつも逃げていては成長しないですよね。
同じミスをまたしてしまうかもしれません。
それは、それで嫌ですよね。
自分が考え方・マインドを変えて、自分が行動するという「原因」があれば、自分が成長するという「結果」は、必ずついてくるものです。
小さな事からでいいと思います。
「成功」「成長」という「結果」を出すために、小さな「行動」をして「原因」を積み重ねましょう。
僕も頑張ります。
一緒に頑張りましょう。
★ ★ ★ ★
『「原因」と「結果」の法則』はおすすめ本です。
ビジネス書に抵抗のある人でも、内容がすんなり入ってくる1冊だと思います。
当たり前だけど大事なことを再確認させてくれる、そんな1冊です。
是非、あなたの「心の本棚」の1冊にしてください。
おわり
【紹介図書】
『「原因」と「結果」の法則』の単行本です。
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『「原因」と「結果」の法則』のkindle版です。
『「原因」と「結果」の法則2』 『「原因」と「結果」の法則3』 『「原因」と「結果」の法則4』も出ているようですね。僕もまだ読んでいないので、読んでみようと思います
- 作者: ジェームズ・アレン,坂本貢一
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