【書評】『問題解決プロフェッショナル』齋藤嘉則著 〜ロジカルシンキングを学び・身につけるための参考書〜

 

ビジネスパーソンにとって必須スキルの
『ロジカルシンキング』

 
ロジカルシンキングを使う事で、目の前にある複雑で難しい問題・課題でも、細かく切り分けて考え、そして解法まで導く事ができます。
 
ロジカルシンキングで必須となる考え方は以下の3つだと言われています。
 
 
  • MECE

ロジカルシンキングを学ぶと必ず出てくるキーワードの1つに、MECEというものがあります。これは、ミーシーと発音し、Mutually Exclusive、Collecticely Exhaustive の頭文字をとったものです。日本語に訳すと、「漏れがなく、ダブりもない」という意味になります。
引用元:ロジカルシンキングの基本「MECE」とは [ロジカルシンキング] All About

  • ロジックツリー

ロジックツリーは、テーマについて掘り下げたり、原因を探ったりするために、階層のツリー状にして考える手法です。ロジックツリーでは、物事の全体像が把握できるので、問題の原因を探ったり、解決策を具体化することができます。
なお、ロジックツリーでポイントになるのは、各階層間でレベルがあっていること、また階層内で「モレ」がないこと、相互に「ダブリ」がないことです。

引用元:問題解決手法>ロジックツリー

  • ゼロベース思考
既存の枠組みにとらわれず、目的に対して白紙の段階から考えようとする考え方の姿勢のことを指す。 既存の枠組みでは、過去の事例や様々な規制などが思考の幅を狭くし、目的への最適な方法への到達を難しくなるため、「ゼロベース思考」で考えようとする姿勢が重要であるとされている。

 

ビジネスパーソンとして、高いパフォーマンスを出すために、この「MECE」「ロジックツリー」「ゼロベース思考」を当たり前のように使えるようになる必要があります。
 
 
ロジカルシンキングを使って、問題発見、問題解決をする力をつけるために参考にしたいのが『問題解決プロフェッショナル』齋藤嘉則著の2冊です。
新版 問題解決プロフェッショナル―思考と技術

新版 問題解決プロフェッショナル―思考と技術

 
問題発見プロフェッショナル―「構想力と分析力」

問題発見プロフェッショナル―「構想力と分析力」

 

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ロジカルシンキングはあくまでツールです。なので説明書を読むだけでは、ロジカルシンキングを使いこなすことは出来ないのです。何度も何度も練習をすることによって、はじめて自分の力になります。

 
『問題解決プロフェッショナル』の2冊はロジカルシンキングについて、実例をあげながらロジカルシンキングについて説明されています。よく整理されているので、考えながら本を読み進めることで、ロジカルシンキングの力をつけることができます。いわば参考書です。この2冊をしっかりと読み倒せば、ロジカルシンキングの基礎力はつくでしょう。ロジックシンキングを身につけるために勉強したい人は是非読んでほしい本です。
 
 
そして、あとがきに書かれているる文章がいいですね。
本書で紹介している問題解決の思考と技術は、トランプで言うとオールマイティのカード、ジョーカーに当たる。なぜなら、ビジネスに関する限り、どのような場面のどんな立場の人にとっても役に立つ思考と技術を取り上げているからだ。
私が現時点で到達した結論は、自主的問題解決が最も優れた結果を生み出すということである。

 

ロジカルシンキングはビジネスパーソンにとって必須で、是非身につけておきたいスキルですね。どんな時代・どんな分野の仕事をするにしても役に立つ技術です。

 

ロジカルシンキングに興味がある人は『問題解決プロフェッショナル』を読んでしっかりと勉強をしてみてください。

 

 

おわり
 

 

新版 問題解決プロフェッショナル―思考と技術

新版 問題解決プロフェッショナル―思考と技術

 
問題発見プロフェッショナル―「構想力と分析力」

問題発見プロフェッショナル―「構想力と分析力」

 

 

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