『デートDV』被害者が男性の方が多いというニュースを見たので、ちょっとデートDVについて調べてみた。

 

『デートDV』という言葉を知っていますか?
『デートDV』とは、交際中の若いカップルの間で起こる暴力のことです。

 
この「暴力」にはいろいろな種類があります。
  • 身体的な暴力・・・殴る、蹴る、モノを投げる、刃物で脅すなどで怖い思いをさせる。
  • 精神的な暴力・・・ひどい言葉で傷つける、脅す、監視する、友達との交際を制限する。無断でメールチェック相手の大事なものを壊すなどのいやがらせをする。
  • 経済的な暴力・・・お金をたかる、借りたお金を返さない。
  • 性的な暴力・・・・キスやセッ○スを強要する、避妊しない。

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このデートDVですが「<デートDV>暴言や暴力・・・被害者の男子生徒、女子の倍以上」というショッキングなニュースが話題になっています。
◇大阪府の中高生1000人調査
大阪府の高校生グループが府内の約1000人の中高生に「デートDV」に関する調査をしたところ、男子生徒の3割以上が「(彼女から)暴言や暴力を受けて傷ついた」経験があることが分かった。女子生徒が「(彼から)暴力を受けた」割合は12%で、男子の半分以下。交際相手に「暴言が嫌と言えない」割合も、男子(30%)が女子(22%)を上回った。
 
僕は今まで百人以上の女性とデートをしてきましたが、ふと思い返して、過去にそんなDV女に出会った事はなかったと思います。僕はたまたま運がよかったのでしょうか。
気になったので統計情報を少し調べて見ました。
 
 
参考:若年層における交際相手からの暴力に関する調査 報告書http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2013/02/DATA/60n2d200.pdf

 
【被害経験の有無】
被害経験の有無について、性別でみると、『あった』は、女性(42.4%)が男性(31.3%)よりも11.1 ポイント高くなっている。性・年齢別でみると、『あった』は、女性は年齢が高くなるほどその割合が高く、25~29 歳女性では5割弱となっている。一方、男性では、18~19 歳で『あった』が4割弱と、他の年齢より多くなっている。
男性は約3割、女性は約4割の人が被害にあったと認識しているようです。

Yahooニュースの記事「被害者の男子生徒、女子の倍以上」だけを読むと、男性の方が被害にあっていると思うかもしれませんが、統計上は女性の方がデートDVの被害にあっているようです。ニュース記事だけをみて男性の方が被害が多いと勘違いしないようにしたいですね。
 
 
 
 
【暴力の種類】
暴力の種別ごとに、性別でみると、『あった』は、いずれも女性が男性を上回っており、精神的暴力(12.1 ポイント)、性的暴力(11.7 ポイント)での差が大きい。

各暴力に対する被害経験は以下のようになっています。
(男性の性的暴行の被害認識が際立って低いような・・・)

  • 身体的な暴力(男性:12.4% 女性:20.5%)
  • 精神的な暴力(男性:26.7% 女性:38.8%) 
  • 性的暴行(男性:5.7% 女性:17.4%)
なかでも「嫌がっているのに性的な行為を強要する」「大声でどなったり、ばかにしたり、傷つく言葉を言う」「人と会うことや外出などの行動を制限する」が被害認識の中でも差が大きいようです。
 
 
「セクトラ(セッ○ス・トライ)をしなきゃデートの意味がない」とか勝手に思って、嫌がっている女性に、無理矢理トライするのはやめしょう。
「上ランクの女にはディスが必要だ」とか勝手に思って、相手が傷つく悪口を言うのはやめましょう。
束縛もとりあえずカッコ悪いのでやめしょう。
 
 
 
 
【別れなかった理由 】
デートDVしてくるやつは、とりあえずムカつくし、すぐ別れると思うのですが、デートDVをされても別れないカップルも多いようです。その理由は何かというと・・
交際相手から被害を受けたとき、「別れたい(別れよう)と思ったが、別れなかった」という人(187 人)に、その理由を聞いたところ、「暴力は嫌だけど、いいところもあると思ったから」が39.6%で最も多く、次いで「これ以上は繰り返されないと思ったから」16.0%、「相手には自分が必要だと思ったから」10.7%の順となっている。
性別でみると、女性では「暴力は嫌だけど、いいところもあると思ったから」(45.1%)が最も多くなっている。一方、男性では「暴力は嫌だけど、いいところもあると思ったから」(25.9%)、「相手には自分が必要だと思ったから」(24.1%)がいずれも2割半ばを占めている。
 
おおおお・・・・。
(DV女なんて絶対すぐ別れるという性格なので、上記のような思考回路は実感がわかず、なんとコメントすればいいの困っている)
 
 
DV別れない理由のトップ5と比較してみましょう。
 
参考:配偶者等からの暴力(DV)に関するアンケート調査及び被害者実態調査http://www.city.yokohama.lg.jp/seisaku/danjo/chousa/20dvchousa/dvchousa.pdf
  • 子供がいたから(男性:28.2% 女性:51.3%)
  • 相手には自分が必要だと思ったから(男性:48.2% 女性:19.6%)
  • 経済的な不安があったから(男性:3.6% 女性:35.4%)
  • 家族や親族、友達に迷惑がかかると思ったから(男性:20.9% 女性:24.1%)
  • もうこれ以上は繰り返されないだろうと思ったから(男性:10.0% 女性:23.4%)
 
DVと・デートDVをされても別れない理由の、共通点としては「相手には自分が必要だと思ったから」「もうこれ以上はされないと思ったから」ですね。
 
異なる点で言うと、DVの時は「子供」「経済的不安」「周りの人への迷惑」が別れない理由になるようです。デートDVの時は「いいところもあるから」です。
※DVは結婚してから発覚することが多いからかもしれません。
 
 
 
ここからは僕の意見になりますが、
DVにしろ、デートDVにしろ、危険な香りがする人には注意して、何かあればすぐさま別れた方が良いと思います。「子供」や「経済的な不安」などで、別れたくても別れられない状態になる前に、別れるべきだと思います。
(ネットの情報ですが)「DV男は最初は優しい」という意見もあります。徐々に本性を出していくそうです。確かに最初からDVしてくるやつを好きにはなりませんよね。相手を好きにならせてから徐々に「DV」であったり「モラハラ」をしてきます。
危険な香がしだしたら注意して、何かあればすぐ別れましょう。「自分が必要である」や「これ以上されない」と自分を納得させてまで付き合う必要ないですよ、そんなやつと別れたいと思った時に別れられる時に別れるべきです。
 
 
これは男性も女性も同じです。

世の中的に、DVを受けるのは女性というイメージがあるかもしれませんが、統計では3割の男性がデートDV被害を受けていると思っています。ちなみに、男性のDV被害も実は4割を超えています(配偶者やパートナーから暴力にあたる被害にあった男性 何度もあった:11% 1,2度あった:30.8%)。DV・デートDVの被害は、女性だけでなく男性の悩みでもあるんですね。
 
被害にあっている人がこれだけいるってことは、逆に言えば、DV・デートDVをする男も女も結構いるってことです。
 
DV・デートDV被害はそんなに軽々しく人に相談したりする話ではありません。できれば誰にも知られること無く、こっそりと解決したい問題だと思います。数多くの人が誰にも相談出来ずに悩んでいるのが現状なのでしょう。
 
女性の恋愛アドバイザーと同じアドバイスになりますが
「自分を大事にしましょう」
「あなたを大切にできるのは、あなただけです」
まさにこれが大事だと思います。
 
そして自分1人で抱え込み過ぎないでください。 誰かに相談することで解決することも多いようです。だから「誰かに相談すればいい」と簡単に言うことはできませんが、まずは「3割以上がDV・デートDVについて被害にあっているという事実を知る」ことも解決の第一歩かもしれません。
  
そして、当たり前ですが、自分が加害者にならないように、相手の気持ちを考えて行動しましょう。
 
 
 
★ ★ ★ ★
 
 
デートDVがYahooニュースで話題になったので、何気なく調べたら、世の中に3割以上がDV・デートDVについて被害にあっているという事実を知りました。(自分は被害あったと感じた事がないので、全く気にした事ない数字でした)
  
とりあえず色々資料を見て調べたのでブログの記事としてまとめておきます。
 
この記事を読んでデートDVの加害者が1人でも「俺やばくね?」と思ってデートDVの被害が減ったり、デートDVの被害者が1人でも「パートナー、カスだわ。こんな奴と付き合う必要ない。別れよう。」と思って被害者でなくなって貰えればないいな、と思います。
 

 DV、ダメ、ゼッタイ!

おわり
 
 

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