選択肢があるからといって、幸せになれるわけじゃないと思うし、もっと大事な事があると思う。
『選択肢がないより、あるほうがいい』
これは確かにその通りだと思います。
でも、選択肢があるからといって、必ずしも幸せになれるわけじゃないと思うんですよ。
ケーゴさんが以下のようなツイートをしていました。
一部のモテ男を除き、多くの男は女を選べない。かわいい女子と出会い、そしてセックスできればラッキーだ
— ケーゴ (@Kgo_Number10) 2016, 2月 9
多くの男は30歳位の時、幸運にもセックスできて、その後もうまくいった女と深く考えずに結婚する
多くの夫婦がうまくいかないのは当然だ
結婚相手を決して「選んで」はいないのだから
オレは幸運にも1人の美しい女性と幸せな時間を過ごし、セックスにも恵まれた
— ケーゴ (@Kgo_Number10) 2016, 2月 9
そして、
「もう一生セックスに困ることはない」
そう思い結婚契約書にサインした
が、それは恋のバブルの中での幻想だった
ビジネスでバブルの中にいる時、それがバブルだとは分からない
恋愛も似ている
女性を選べる力があるということは、男の人生において、金を稼ぐ力があるということと並ぶ、とても重要なことだ
— ケーゴ (@Kgo_Number10) 2016, 2月 9
若かりし頃のオレのように選ぶ力が無い人は、人生の重要事項である恋愛が運任せになってしまうので、仕事の能力を高めながらも、同時並行で恋愛の能力も高める努力をした方がいいだろう
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- 一部のモテ男しか、女性を選べない。
- 女性を選べない人は、人生に左右される結婚が運任せになる。
- 運任せになるから、上手くいかない夫婦も多い。
- 金を稼ぐ仕事能力だけでなく、女性を選べるように恋愛能力も高める努力をした方がいい。
という意見ですね。色んな女性と付き合えるよう、変な女に騙されないよう、恋愛能力を高める努力をすることについては賛成です。
しかし「女性を選べる」からといって幸せになれるわけではありません。
それよりも「女性を選んだ後にどうすべきか」の方が100倍大事だと思います。
僕は就職と恋愛活動はすごく近いと思っているので、就職を例にとって考えてみましょう。
「選択肢がたくさんあり、色んな女性から結婚する相手を選べる」というのは、就職で言えば「内定がたくさんあって、色んな企業からどこに就職か選べる」のと同じ状態です。
「選択肢がなくて女性を選べない」というのは、就職で言えば「内定が1社とれるかとれないかギリギリで、内定を貰えればそこに行くしかない」のと同じ状態です。たまたま内定をくれた企業に、特に何も考えず(選択肢もないので考えても無駄ですが)就職します。例えそれがどんなに超絶ブラック企業であってででもです。
思い返せば学生時代は「内定数」「内定企業のレベル」が1つのステータスのようになっていました。有名国立大学・早慶レベル出身で、理系で真面目に研究し研究成果がそれなりに出ていて、コミュニケーション能力が高ければ、それなりに内定は貰えます。(今はどうか知りませんが、少なくても、僕の時代はそうでした)
外資銀行、コンサル、総合商社などに内定をもらった人は、それはもうドヤ顔でした。彼らはいくつもの有名企業の内定を辞退して「ブッサンにしたわ」みたいなことを言ってました。就活アドバイザーみたいになって、後輩に就活セミナーをしていました。
選択肢がたくさんあり色んな企業を選び放題であった彼らは、みんな幸せになったのでしょうか。
僕も何だかんで5社ぐらいから内定をもらいました。多いか少ないかはよく分かりませんが、就職先を選べる立場であったと思います。
そんな僕は、幸せになれたのでしょうか?
選択肢がいくつかあった僕ですが、その中のとある会社を選択しました。内定を貰って就職した時は「大企業だし、世の中の平均給与よりも全然高いし、人生安泰だ」と思ってました。
それまでの人生は、それなりに上手くいってました。高校は志望校に入学でき、大学も第一志望は落ちましたが、第二志望の大学に進学することが出来ました。就職活動も複数企業から内定をいただき、それなりに成功していました。それまでの人生同様、仕事も上手くいくと思ってました。
しかし仕事は、全くできませんでした。自分でもびっくりするぐらいダメダメでした。毎日のように先輩にボッコボコに怒られました。サービス残業もめちゃくちゃしました。
「クソつまんねー仕事ばっかりだわこの会社。選択をミスった。内定を貰った別の会社にすればよかった。 」と何度もそう思いました。
なかなか仕事が思い通りにいかずやさぐれていた僕ですが「問題を全て他責にしている自分カッコ悪いな」と思い、気合を入れなおして努力をするようになりました。
勉強は好きだったので、多くの書籍を読み、ネットで色々調べたり、専門分野の資格勉強をしたり、そして当たり前ですが、仕事も一生懸命しました。
すると、最初はクソつまらなかった仕事ですが、段々と面白くなってきました。そして、どんどん仕事が好きになりました。今では(転職しましたが)、その会社に入社してよかったなと思っています。
その経験を通して思ったのは
『世の中に天職なんてない。大事なのは、自分でやっている仕事を天職だと思い、努力し続け、天職にすべき』
という事です。
選択肢がたくさんあろうと、選択肢がひとつであろうと、そんな事よりも、選択した後にどう行動するかが1番大事だと思います。
恋愛でも同じです。
結婚できる相手がたくさんいよう、結婚できる相手が1人であろう、そんな事よりも、結婚した後にどう行動するかの方が100倍大事だと思います。
自分の事をいいと思って結婚してくれたのなら、その彼女と幸せになろうと努力する事の方が大事なんですよ。
「内定を貰ったから安泰だ」
「結婚したからもうセッ○ス困らない」
そういったマインドでは、どんだけ選択肢があろうと、幸せになれないのではと思います。
「内定を貰ったからこそ頑張ろう」
「結婚したからこそもっといい男になろう」
「結婚したからこそもっといい男になろう」
と思い、実際に努力・行動することが、幸せになるためには必要なのではないでしょうか。
仕事だって、恋愛だって、結婚だって、子育てだって、介護だってすべて初めてやる事だし、苦労もするし失敗もすると思います。
その時に「(選択出来なかったから)仕方ない」とやさぐれるようにはなりたくないと思います。
仕事だって普通にコツコツ努力していれば何とかなりました。
恋愛も仕事もきっと一緒だと思います。
恋愛も仕事もきっと一緒だと思います。
むしろ「失敗を成功に変える瞬間」が楽しかったりします。
選択肢を広げ、可能性を広げることはとても大事なことだと思います。
それ以上に、選択した後に何をするかはもっと大事なことだと思います。
それ以上に、選択した後に何をするかはもっと大事なことだと思います。
選択肢を広げることばかりに力を入れて、もっと大事なことを見失わないようにしたいものです。
おわり
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