「相手の気持ちが分からない人」が「相手の気持ちが分からない理由」について

 

「相手の気持ちが分からない人」ってまわりに結構いますよね。

 
どこのコミュニティにも1人ぐらいはいます。
学校にいたし、サークルにもいたし、当然会社にもいます。
 
でも彼らが「悪い人」かと言うと、そうでもない。
ただ、言い方が悪かったり、空気を読めない発言をして「相手の気持ちが分からない人だな・・」と周りから思われいます。でも、本人はその事に全く気づいていませんし、反省もしてなさそうです。
 
その理由について考えてみました。
 
 
彼らは相手気持ちを考えようとしてないわけではなく、彼らなりに相手に歩み寄ろうとしてしています。しかし結果として「相手の気持ちが分からない人」と思われてしまいます。
 
それは、彼らの思考プロセスがそもそも間違っているからです。
 
 

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相手の気持ちが分からない人は
自分が相手の立場ならどう思うだろうか?」
と考えます。
 
しかし、本来は
相手が相手の立場ならどう思うだろうか?」
と考えるべきです。
 
 
相手の気持ちが分からない人は常に主語が『自分』なのです。
 
 
 
自分と相手は違う人間です。育ってきた環境も違えば、当然、思考プロセスも違います。同じ事をされても、受け取り方が違います。同じ状況でも異なる判断をします。
 
相手の気持ちが分からない人は自分基準で考えるため「自分だったらこうする。だから、相手もこうするはずだ。」「自分だったらこれぐらいなら大丈夫。だから相手も大丈夫なはずだ。」と考えます。
 
「できる人は出来ない人の気持ちが分からない」と言われたりしますが「自分ができるから、他人もできる」と思ってしまいます。
 
 
 
 
さらに自分が出来る事を他人強要する人は最悪です。
 
 
自分が色んな人からキツく言われても耐えて頑張って成長できた、仕事ができるようになった。だから後輩もこれぐらいのキツさでも耐えれると思い、キツく指導して後輩を鬱病にする『クラッシャー上司』。
 
自分が一緒懸命努力してきたから今がある。自分も付き合う相手も、同じ人間なんだから同じように努力できるはずである。相手にも努力を求める『モラハラハイスペ男子』。
 
受け取り側(相手側)からすると「それは、あんただから、そう思うんだろーが。俺はあんたと違うんだよ。」「こいつマジで人の気持分からないやつだな」と思います。
 
 
しかし、自分基準で考えたアドバイスや行動が、常に的外れになると言うとそうでもありません。相手が自分と同じレベルであれば、適切なアドバイスや行動になります。厳しい指導や強要する努力も、耐えれる人には耐えれるし、人にとっては適切なアドバイスになるので、相手から凄く感謝されます。
 
その結果どうなるか。
 
 
「俺のアドバイスや行動で上手く行く人もいる。」
「俺のアドバイスや行動は悪くない。」
「上手くいかない奴が悪い。」
 
という思考に陥ります。
 
ここまできたら、自分都合でまわりにハラスメントをしまくるとんでも無く迷惑な人になってしまいます。しかし、本人は「いい事をしているつもり」なので、本人は周りに迷惑をかけている事に全く気づいていません。とてもタチが悪いです。
 
 
 
★ ★ ★ ★
 
 
相手の気持ちが分からない人は、本人は相手の気持ちを考えるつもりでも、周りから見ると、自分主語で独りよがりのコミュニケーションしかとれていません。
 
自分と相手は違います。
思考プロセスは全く違います。
 
相手の気持ちを考えるときは「相手の立場になって、相手がどう思うか」を考えましょう。相手主語で考えて下さい。
 
独りよがりのコミュニケーションにならないように気をつけましょう。
 
 
おわり
 

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