結婚市場における『フィルター』について

 
大企業の採用活動には、学歴フィルターがあります。
僕は現在、大手企業に勤めていますが、まわりの同僚を見ると東大・京大出身は普通にいるし、最低でもマーチレベルです。
 
学歴フィルターに対しては賛否両論あるようですが、企業側からすれば採用活動にもコストがかかりますし、時間は有限なので、少しでも効率的に採用活動を進めるために学歴フィルターを行う事は当然だと思います。
東大・京大生100人を面接する費用と、ランダムにチョイスした大学生100人を面接する費用が一緒であれば、より優秀な学生を多く採用できる確率は前者の方が高いでしょう。
 

<スポンサーリンク>

 

 
結婚市場における婚活女子も男性に対してフィルターをかけています。
 
基準は『ルックス』と『ステータス』です。
ここで言うステータスとは社会的なステータスであり、「勤めている企業」や「年収」の事だと思って下さい。
婚活女子は口では「真面目な人がいい、誠実な人がいい」と口では言いますが、あくまでそれはフィルターをこえた男性に対して求める事です。
 
彼女たちが昔から男性にフィルターをかけていたかというとそうでもなさそうです。
まわりの女の子達をみると、20代前半の時は、特にフィルターなどかける事もなく、好きなところがあったり、面白そうな点があれば付き合っていたように思います。
有名大学や勤めている企業なども評価の対象となっていましたが、あくまで加点対象でした。『Want要件』であり『Must要件』ではなかったと思います。
 
しかし、女性も社会に出て働くようになり、色んな男性と飲み会をしたり遊んだりするなかで、多くの男性を知ります。そして、結婚相手を考える時に、『Want要件』がいつのまにか『Must要件』になっているのです。
 
恋愛においてはフィルターはあくまで『Want要件』であり、
結婚を意識するとフィルターが『Must要件』になるのかもしれません。
 
 
幸せになるために結婚をします。
フィルターを超える男性と結婚した方が幸せになれる確率が高くなるので、女性がフィルターをかけるのも至極真っ当な事のように思えます。
 
見た目が嫌なら毎日見る度に少し嫌な気持ちになるかもしれません。
年収が少なければ金銭的に苦労する事も多いでしょう。
 
となれば、やはりフィルターをかけ、少しでも不幸になる可能性を排除する戦略になるのも当然な気がします。
 
 
 
ごく最近の出来事ですが、仲の良い女友達に「芸能関係のイケメン貧乏」や「一部上場会社勤務のブサイク金持ち」を紹介しようとした時に、しょっぱい顔をされました。彼らは浮気もしないし本当に真面目でいい奴らなんですが、彼女達のフィルターを超える事が出来なかったのでしょう。
 
 
 
彼女達のフィルターを超える男性は当然存在します。
結婚対象のスペックとしては優秀な彼らはモテます。
 
需要と供給のバランスで言うと、需要過多となります。フィルター超え男性の人数より、フィルター超え男性と結婚したい女性の方が圧倒的に多いという事です。
 
 
フィルターを超えない男性はモテません。
女性特に若い女性は色んな人からアプローチをされるので、モテない男性に対しては女性が男性を選ぶゲームになります。
 
しかし、モテる男に対しては、逆になります。
次は女性が選ばれ、フィルターをかけられることになります。
 
立場が180度逆転します。
 
男性から「結婚相手としてどうか」というフィルターをかけられます。見た目・性格・貞操観念など様々な要素でフィルターをかけられ、そのフィルターをこえなければ彼女候補になることができません。それを超えないとただの遊び相手として遊ばれて終わるでしょう。
 
 
結婚市場では
モテる男>モテる女>モテない女>>>>モテない男
とフィルターをかけています。
 
周りの婚活女子が、フィルター方式や減点法で相手を品定めしている様もみて、そんな事をふと思いました。
 
 
おわり
 
 
 
 
 
 
学歴フィルターはあくまで、優秀な学生を採用する確率を上げる戦法で、恋愛フィルターも優秀な結婚相手を見つける確率をあげる、戦法でしかありません。
 
 
 

<スポンサーリンク>

 

<スポンサーリンク>