恋愛コンテンツに関する批判が全くもって響いていない理由を考えてみた

 
 
悩めるビジネスマンがビジネス書を読むとき、彼はビジネス書に何の救いを求めているのでしょうか。
 
大きくわけでも2つの救いに分かれます。
 
 
1つ目は「精神論的な救い」を求めている場合です。
彼はビジネス書から『仕事精神論』を学ぼうとしています。
 
「仕事はそれなりにできる。ただ何か物足りない。自分の本当にしたい事は何だろう?」と思い自己啓発本などを手に取ります。
  • 「あなたが本当にやりたい事を見つける本」
  • 「自分に素直に生きる方法」
  • 「自分力」
などのタイトルの本でしょう。(それっぽいタイトルを僕が適当に考えています)
 
 
 
もう一方は「技術的な救い」を求めている場合です。
彼はビジネス書から『仕事技術論』を学ぼうとしています。
 
「やる気もあるし、頑張るつもりもある。でも中々仕事が上手くいかない。もっと仕事が出来るようになりたい。」と思いハウツー本を手に取ります。
 
  • 「生産性を劇的にあげるたった1つの方法」
  • 「ハーバード流 できるビジネスパーソンが実践している3つの事」
などのタイトルの本です。(それっぽいタイトルを僕が適当に考えてます)
 
 
悩めるビジネスマンがビジネス書を手に取る時は『仕事精神論』・『仕事技術論』のどちらか、もしくは両方の救いを求めているのです。
 

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★ ★ ★ ★
 
 
世の中には仕事だけでなく、恋愛に関するコラム・本・ウェブサイトなどの恋愛コンテンツが多くあります。多くの人が少しでも「恋愛勝ち組」になるために、恋愛本や恋愛テクを必死に学んでいます。
 
そして、それら恋愛本・恋愛テクに対しての批判も多くあります。ツイッターや2ちゃんを見れば分かりますが、常に誰かが何かを叩いています。
 
しかし、それらの批判は相手に全くもって響いていません。ネット上では、外から見ればおもしろい(?)小競り合いがよく見受けられます。
 
なぜにこんなにも話が噛み合ってないのでしょうか。
それについて考えてみました。
 
 
★ ★ ★ ★
 
 
恋愛もビジネスと一緒です。
悩める人が恋愛本や恋愛テクを学ぶのは『恋愛精神論』『恋愛技術論』のどちらかの救いを求めているのです。
 
 
男性向けの恋愛本を例にとって考えてみましょう。 
 
 
彼女ができない、恋愛が上手くいかないのは、恋愛に対する姿勢や考え方がダメなんだよ。
はっきり言ってキモいよ。
まずはキモいのをやめようよ。
 
普通の企業はニート君が「とりあえず働きたい」と言っても採用しないでしょ。まずは「何のために働くのか」「何をしたいか」を自分の中で整理しようよ。
 
『恋愛精神論本』は言います。
 
なぜモテないかというと、それは、あなたがキモチワルいからでしょうーーーー。 
で有名な二村ヒトシさんの『すべてはモテるためである 』なんてのはまさに『恋愛精神論』の本です。
 
 
 
一方で、まずは女性をゲットするための技術を学ぼうという『恋愛技術論本』もあります。
 
色々悩んだって、何も解決しないよ。
一歩踏み出してみてから考えようよ。
女性との出会い方や、女性の口説き方を学び、
そして、女性とお付き合いしてみようよ。
 
ニートがいきなり正社員として社会復帰できるかね?無理でしょ。まずは、アルバイトからはじめようよ。動いて見てから考えようよ。
 
と『恋愛技術論本』は述べます。
 
などの"ナンパ本"は、まさに『恋愛技術論』の本ですね。
 
 
そしてメルマガという形で『恋愛精神論』・『恋愛技術論』も同時にサポートするハイブリッド型の"恋愛工学"などもあります。
 
 
 
 
 
『恋愛精神論』にしろ『恋愛技術論』にしろ、多くの批判があります。しかし、それらは全くもって響いていません。
 
それは『恋愛精神論』・『恋愛技術論』に対する批判・指摘が的外れだからです。
 
 
 
『恋愛精神論』を学んでいる人に、『恋愛技術』観点での批判をする。
 
もしくは
 
『恋愛技術論』を学んでいる人に、『恋愛精神』観点での批判をしているのです。
 
 
 
『恋愛精神論』を学んでいる人に対して
「マインドだけじゃ彼女できないよ。考えるだけじゃダメだよ、実践しなきゃ意味がないよ。そして、女性とコミュニケーションをとるには技術が必要だよ。」と、技術的な指摘をしたり
  
『恋愛技術論』を学んでいる人に対して
「思考回数が増えて色んな女の子を落としても、自分の幸せが何かをわかってないと結局幸せになれないよ。」と、精神論な指摘しているのです。
 
 
自分が恋愛コンテンツを学ぶ理由と異なる批判なので、ただの悪口のように受け取られてしまうのです。
 
 
議論がしたいのであれば
(多くの意見はただの悪口を言いたいだけかもしれませんが・・)
 
『恋愛精神論』には、その理論で足りない観点や、別視点での指摘をするべきでしょう。
 
『恋愛技術論』には、その技術の考慮が足りてない点や、その技術がいかに有用でないかを指摘すればいいのです。
 
そうでない意見は相手に届けようとしても届かないでしょう。
メッセージを届けたいなら「相手が何のためにその恋愛テクを学んでいるか」を考えた上で意見を言う必要があると思います。
 
 
 
 
 
そして、恋愛テクを学んでいる側についても一言。
 
仕事と一緒で『恋愛精神論』も『恋愛技術論』もどちらかだけでは当然うまくいかないですよね。
 
「自分が何のために本を読むのか」(恋愛精神論)
「自分の技術は本当に自分が求めている事を実現できるレベルなのか」(恋愛技術論)
を時々振り返って客観的に自分を評価してみて下さい。
 
 
 
 
★ ★ ★ ★
 
 
恋愛ネタは1番盛り上がるコンテンツの1つです。
毎月・毎週・毎日、恋愛に関するコンテンツが世の中に出ています。
 
ネット上では今日もモテるためのマインドや、モテるためのテクニックに対して、色んな意見が飛び交っています。そして多くの的外れの意見が飛び交っています。
 
的外れの意見には必要以上に反応する必要はないと思います。
ただ、たまにある的確な意見は真摯に受け取りましょう。
 
 
そして読者の皆様が少しでもハッピーな恋愛ライフが送れますように。
 
 
おわり
 
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