『バジリスク〜甲賀忍法帖〜』を読みました。

バジリスク〜甲賀忍法帖〜』を読みました。

山田風太郎の小説『甲賀忍法帖』を原作として作られた作品で、2004年第28回講談社漫画賞一般部門を受賞した作品です。全5巻なのでさくっと読むことができました。

 

バジリスク?甲賀忍法帖?(1) (ヤングマガジンコミックス)

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<あらすじ>

甲賀卍谷と伊賀鍔隠れに潜む一族は、ともに服部半蔵に率いられる忍者群同士でありながら、源平の昔より数百年、互いに憎悪を抱く不倶戴天の敵同士でもあった。服部の統制下、両門争闘の禁制によりかろうじて和平を保っていた。そのような中、甲賀組の首領甲賀弾正の孫弦之介と伊賀組の頭目お幻の孫娘朧は恋仲にあり、両家の縁組がすめば長きに亘った甲賀と伊賀の確執も解けるかと思われた。

そんな事情を知ってか知らずか、慶長19年4月末両首領を駿府城に呼び出した徳川家康と半蔵(二代目)が甲賀・伊賀の忍びに与えた使命は実に戦慄すべきものであった。徳川第三代将軍となる後継者選びに悩んでいた家康は、天海の提言を受け入れ、その選定を甲賀対伊賀の忍法争いによって決めることにしたのだ。
方法はそれぞれから10人ずつの「選手」を出し、最後まで生き残った者が託された巻物を再び家康の前に持ち帰ること。後継者は、伊賀が勝てば竹千代、甲賀が勝てば国千代と決まる。甲賀・伊賀とも選ばれた10人は皆、驚くべき肉体や技を持った者ばかり。そして、その中には祝言間近の弦之介と朧の名もあった…

引用元:甲賀忍法帖 - Wikipedia

 
二つの忍者一族のバトル漫画です。忍法勝負なのですが火を吹いたり、分身したり、水の上を走ったりという忍法は出て来ません。『NARUTO -ナルト-』で言うと、血継限界のような特異体質の忍者の集まりがバトルします。「それ忍法なの?」と突っ込みたくなりますが、そこはご愛嬌。
 
そして、とりあえずキャラがサクサク死にます。みんな忍法を使うのですが、その忍法をちょろっと紹介しただけで、ほとんど披露する事もなくあっけなく死んでいくキャラも多くいます。キャラに感情輸入する事もなく「あっ、死んだ。」となるのはちょっと残念。なかなかキャラが死なないのもアレですが、サクサクと死にすぎるのもアレですね。
 
 
 
そして、ラストはかなり切ないですね。
朧ちゃんも、弦之助様も、まさかの行動をとります。
 
「結果的に誰も救われない」そんなの作品です。
内容は面白いのですが、読んだ後にすっきりもしないし、切ないモヤモヤ感が残る作品でした。
 
 
漫画も有名ですが、アニメも面白いと有名です。
アニメ版を見るともう少しキャラに感情輸入できていいかもしれません。
 
 
あっ、ちなみに、女性キャラはやたらセクシーに書かています。
この作品の一番の見所です。
 

 

バジリスク 甲賀忍法帖 コミック 全5巻 完結セット (ヤンマガKC)

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