『東京タラレバ娘(4)』東村アキコ著 読んだ感想メモをツラツラと

みんなが待ちに待った『東京タラレバ娘(4)』東村アキコ著の発売ですね。
早速買って読んでみました。
4巻もかなり面白かったです。

東京タラレバ娘(4) (Kissコミックス)

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以下、ネタバレがあるのでそれでもいい人だけ読み進めて下さい。
 
 
 
 
 
★ ★ ★ ★ ★
 
 
4巻では、倫子さんとバーテンダー奥田さんカップルが破局します。(予想通りだ)
 
倫子さん側に対して、「もっと話をするべきだ」「妥協すべきだ」などの意見もあるようですが・・・
男やべぇだろ、これ。
 
「自分が楽しいことは相手も楽しい」と思う発想は、まじでやばいから。
 
 
コミュニケーションの基本は「相手に喜んだもらう事、楽しんで貰うこと」です。決して自分が楽しむことではありません。
「コミュニケーション」は「サービス」です。
 
その観点が彼には、まるっと抜けています。「相手目線に立つ」という脳内エンジンが全くありません。
 
彼のいいところは「元気」「爽やかさ」です。
しかし、仕事(サッポロビールの営業)ではそれだけでは上手くいかず、脱サラしバー経営をしています。彼自身で「1年目2年目は"若くて元気あるヤツ"で、契約がとれるが、その内後輩に抜かれる。そして、歳を取ればとるほど空回り」と言っていますが、そこでさらにもう一歩踏み込んで「相手目線に立たなければ」というところまで反省して欲しかったですね。
 
一方、倫子さんは歩み寄ります。
彼は倫子さんに「好きな映画に出てくる女優さんの髪型にしてくれ」とお願いします。これはこれでキモいんですが・・・
さすがの倫子さんも、髪型を変える事はしません。ただ、彼に気に入ってもらうために「ウィッグをかぶる」と言います。ある意味、倫子さんは、サービスとして・相手のためを考えての発言です。
 
それに対しては一言「やり過ぎ」と言います・・。
「ありがとう、でも、それはちょっと違うよ(笑)」ぐらいで軽く返しとけばいいものを、真顔で「やり過ぎ」は流石に自分勝手ではないでしょうか。
僕なら確実に「お前の線引きなんて、分かるかボケェ」と思うでしょう。
 
 
そして、段々と倫子さんは、彼と一緒にいる事が苦痛になります。
倫子さんの気持ちがだんだんと冷めていく事は、普通に彼女の事を観察していればわかるし、相手目線に立てば気付けることです。それをしないのはやはり自己中だと思うんですよね。いい年でその事に気付けていないのは、完全に地雷だと思います。
 
彼は爽やかなイケメンです。
告白の仕方やデートの誘い文句は男らしくていいと思います。

しかし、付き合った後の行動に対しては、僕は彼を反面教師にしようと思いました。
イケメンでも相手の気持ちが分からないやつはダメです。
 
 
★ ★
 
そして、4巻の一番刺さったのは、Key君の言葉が重すぎる。
 
倫子さんとKey君のデート中に、倫子さんに対してKeyが言います。
一体何の為に
歳取ってるんだ
あんたらは 
  
 
・・・・あれ?これ俺に言ってる?
目から暖かいものが・・・
  
 
僕はこの10年どんな歳のとり方をしたのでしょうか。
10年前はアラサーになる頃には結婚して・子供がいて・仕事を一生懸命頑張ってると思ってました。
今の僕は、仕事は一生懸命頑張ってますが、その他は・・・ 
 
思い返せば・・・
と思ったけど、ブログに書くにはディープ過ぎなのでやめておきます。(笑)
 
みなさんもこの10年、どんな歳の取り方をしたかを考えてみて下さい。
そして、次の10年どんな歳の取り方をしたいかも・・・
次の10年は何かを積み重ねる10年にしたいと思いました。
 
具体的なライフプランをしっかりとデザインしようと思います。
さすがにブログには書かないけどね(笑)
 
 
 
 ★ ★ ★ ★
  
タラレバ娘4巻は、1〜3巻に負けず良作です。
独身の女性だけでなく、独身の男性をもエグる痛快な作品です。
まだ読んで無い人はぜひチェックして下さい!
 
おわり
 

 

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