大学教授になぜキャバクラに行くのかを聞いた時の話
レイコとまゆみ(@reikotomayumi)さん のブログの面白い記事を読みました。
学生時代に教授に「なぜキャバクラに行くのか」と質問した時の話を思い出しましたので、その話をしたと思います。
レイコとまゆみさんの記事
非モテの風俗やキャバクラに関する質問について
非モテの風俗やキャバクラに関する質問について
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大学時代、僕は年上のキャバ嬢と付き合っていました。
(ちなみに出会いはお店ではなく、友達主催のバーベキューです。)
(ちなみに出会いはお店ではなく、友達主催のバーベキューです。)
当時、彼女からは「キャバクラなんて絶対行くもんじゃないよ」と言われていました。
女の子はみんなニコニコしてるけど、心ではどう思ってるかわからないよ。
プライベートではそんな事はないんだけど、仕事だと、お店にくる男の人がみんなお金に見えだすの。
イケメンなんてどうでもいい、ただ、その人がどんだけお金を落としてくれるかだけなの。
渡辺はこうやって私と話してるけど、ここがお店ならすでに数万は飛んでるわよ。
えーー
えりと話すのに数万とか絶対やだわ(笑)
えりと話すのに数万とか絶対やだわ(笑)
うるさいなー
・・・・
キャバクラにはまる前にキャバ嬢と付き合い、キャバ嬢の裏の気持ちを色々聞いていたので、僕はキャバクラに通いたいと思う気持ちが全くありませんでした。
ちなみに、僕がキャバ嬢と付き合ってる事は研究室でおおやけになっていました。
毎年開催される研究室の忘年会でキャバ嬢の彼女の話になりました。
「彼女とどこで知り合ったの?」
「どんな子なの?」
「過去に客どんなものを貢いでもらったか聞いた事ある?」
「どんな子なの?」
「過去に客どんなものを貢いでもらったか聞いた事ある?」
「ナンバー入ってるって聞いたけど、何番?」
「ホームページ乗ってるの?見せてよw」
「ホームページ乗ってるの?見せてよw」
と、色々聞かれました。
そして、キャバクラに「行く」/「行かない」の話になりました。
先生方はみんな行ったことがあるようで、時々通っている先生もいました。
話の流れで僕は教授に聞きました。
先生、なんでみんなキャバクラに行くんですか?
疑似恋愛ですよね。
相手は仕事でしてるんですよね?
虚しいだけで、意味ないんじゃないんですか?
・・・
分かってないな、渡辺くん。
大人の男はみんな「寂しい」んだ。
「寂しい」んですか?
そうだ。
みんな寂しいんだ。
例えば、仕事が上手く行った時に自慢したい。誰かにすごいと言いたい、認められたい、自慢したい。逆に、仕事が辛い時は誰かに癒されたい。甘えたいと言ってもいいか。
大人になると甘えられる場所がどこにもないんだ。
例えば、渡辺くんが50億のプロジェクトのリーダーに抜擢されたとする。
すごいプロジェクトだ。
同期で選ばれたのは渡辺だけだ。
どうだ、すごいだろう?
自慢したくなるだろう?
はい、確かに。
完全にドヤりますね。
完全にドヤりますね。
でも、難しいプロジェクトだ。
上手く行く時もそうでない時もあるだろう。
やはり辛いんだ。そんな時は愚痴も言いたくなる。
「渡辺さんだからできるんだよ」って誰かに言って応援してもらいたくなる。
家族は?
奥さんに甘えればいいじゃないですか?
家族には仕事の弱みを見せれないんだ。
仕事でどんなに頑張ろうと、家庭では 「夫」であり、「父」でなければいけないのだ。
研究者、職業人、サラリーマンの自分とは全く違うところで評価されるんだ。
それに、奥さんも家事や子育てで忙しいのは分かる。
仮に相談して「私も辛いのよ」なんて奧さんが言い出したら、今度はこっちが相手をたたえなければいけない。余計疲れてしまう。
仮に相談して「私も辛いのよ」なんて奧さんが言い出したら、今度はこっちが相手をたたえなければいけない。余計疲れてしまう。
それに・・・
それに・・・?
信頼関係が充分ある家庭ならまだいいかもしれない、しかし、多くの家庭が『ドライな関係』になっている。
「ドライな関係」ですか?
まず3割の夫婦は離婚をする。
3割は夫婦でいる事もできなくなる。
残り7割も、付き合いたて・結婚したてのような燃えるような恋愛感情なんてもう無くなっている。
多くの父親が「お父さん気持ち悪い」と妻・娘に言われ、家では粗大ゴミのように扱われるんだ。
夫婦が繋がっていられるのは、「子供」と「情」だけなんだ。
それがなければ離婚している夫婦なんてたくさんいるぞ。
それがなければ離婚している夫婦なんてたくさんいるぞ。
んー、そんなもんなんですか?
なんか嫌ですね。
渡辺くん、勘違いして欲しくないが、それが「悪いこと」だと言いたいんじゃない、「そういうもんだ」と言ってるんだ。
じゃあ、仕事関係の人とか、友達とかはどうなんですかね?
同期をはじめ、会社の人には弱みを見せれないんだ。
だって、そうだろ?
「50億のプロジェクトが辛い」なんて言ったら、ただの自慢に聞こえてしまうじゃないか。
上司に変な事を言って、評価が下がっても困る。
友達に何でも相談できるのは、目線が同じだからなんだ。
でも、働き出すと色んな面で差がつくんだ。
段々、年収が分かったりする話はしにくくなる。
だから、みんな「昔話」や「子供の話」や「車の話」ばっかりするようになる。
そういうもんなんですかね?
そうだ。
大人の男は寂しいんだ。
そんな寂しさを紛らすためにキャバクラに行くんだよ。キャバクラなら話を聞いてくれるんだ。
50億すごーい♡
だろ?この年でこんな事まかされるなんて俺ぐらいだぜ。
さすが、仕事できるんですね♡
まぁな。部署では、エースって呼ばれてるからねぇ。
すごーい、センスいい〜♡
みたいに、話を聞いて、そして褒めてくれるんだ。
これがどれだけ心の支えになるか、なぁ渡辺くん、君にわかるか?
(あんまり、分かんねーww)
・・・寂しいのは何となくわかりました。
んーでも、相手は恋愛感情とかないんですよね。
仕事なんですよね。
それでも嬉しいんですか?
余計寂しくないですか?
渡辺くん、キャバ嬢が「仕事でやってる事」なんてみんな分かってるんだよ。一部の人は本気だと思う変なやつもいるかもしれない。でもな、多くの人は分かってるんだよ。
仕事でやってもらってても嬉しいんだ。
仕事だとしても「自分の話を聞いてくれる人がいる」こんな嬉しい事はない。
どんだけ仕事の自慢してもつまらなさそうな顔はしないし、どんだけつまらんギャグ言っても場はしらけない。ただただ、話を聞いてくれるんだ。これがどんだけ嬉しいか。
仕事って分かってるから、こっちだって変な感情がわかない。
たまに本気になっている人いますよね?
中にはそういう人もいるだろう。
でも、多くの人は「家庭を壊したくない」んだ。
ちょっとした息抜きに、キャバクラに遊びに行って、話を聞いてもらって、ガス抜きして、それで明日も頑張ろうって思うんだ。そういう場所なんだ。
はぁ。
渡辺くんはまだ若いから分からんかもしれんが
君が家庭をもって、仕事を一生懸命して、
頑張って頑張って、それで少し疲れ時に僕の言っている事が分かると思うよ。
その時は一緒にキャバクラに行こう。
いいですね!
当然、奢りですよね?(笑)
・・・・・
あれから10年近くが経ちました。
僕はまだキャバクラに自分のお金で行ったことはありません。
この話も数年ぶりに思い出しました。
キャバクラはただのツールなので、プラスになるような使い方をすればいいんですよ。
- キャバクラは非モテ男が行くところだ。
- キャバクラに行くやつはキモい。
- キャバクラはドブに金を捨てている。
確かにそうい面はあると思います。
しかし、必ずしもそれだけではないのかも知れません。
レイコとまゆみさんも「必要な時に使って下さい」とアドバイスしています。
キャバクラや風俗は、家庭も仕事もうまくいかずにやり場のないストレスを発散するには必要な場所です。「結婚して家庭はどうしても壊せない」「仕事を辞めたら今後生活に困るからやめることはできない」そんな人には必要だと思います。
本当は、素敵な人と結婚して素敵な家庭で、家に帰って仕事の愚痴を聞いてくれ明日からもっと頑張ろうと思わせてくれる妻がいればいいんですが、そんなことも少ないです。
愛していないわけではないけどどっかでストレス解消したくなることもあるんです。
なのでキャバクラや風俗は必要な時に使ってください。
まさにこれです。
自分をコントロールするためのツールにすればいいんですよ。
ここで、少しアニメの話をしましょう。
『パパもあまえんぼ』という話がドラえもんにあります。
【あらすじ】
パパが会社でおもしろくないことがあったらしく、酔って帰って大荒れ。
のび太にまで注意され「うるさあい。子どものくせに親に向かって」と喚くパパ。
ではパパの親のところへ行こうと、寝込んだパパをタイムマシンに乗せ、おばあちゃんの元へ。パパが目を覚ますと、そこにはおばあちゃんが。パパはここぞとばかりにおばあちゃんに愚痴をこぼして甘えまくります。最後にパパは「ゆうべ、久しぶりにおふくろの夢を見たよ。懐かしかったなぁ・・」と言い爽やかな笑顔で終わります。
のび太にまで注意され「うるさあい。子どものくせに親に向かって」と喚くパパ。
ではパパの親のところへ行こうと、寝込んだパパをタイムマシンに乗せ、おばあちゃんの元へ。パパが目を覚ますと、そこにはおばあちゃんが。パパはここぞとばかりにおばあちゃんに愚痴をこぼして甘えまくります。最後にパパは「ゆうべ、久しぶりにおふくろの夢を見たよ。懐かしかったなぁ・・」と言い爽やかな笑顔で終わります。
※Google検索すればすぐに動画が見つかります。
ドラえもんが言います。
おとなって、かわいそうだね。
自分より大きなものがいないもの。
よりかかってあまえたり、しかったりしてくれる人がいないんだもの。
やっぱり大人って寂しいのかもしれません。
自分をコントロールするためのガス抜きが時には必要かもしれませんね。
最後に
世の中の男性に向けて
キャバクラは自分の人生をコントロールするために使うツールにしかすぎません。
決して自分の人生をキャバクラにコントロールされてはいけません。
キャバクラに行く事で、自分がプラスに向かっているかを考えてみて下さい。
世の中の奥さまに向けて
キャバクラの名刺が見つけた場合はまずは怒らないでください(笑)。そこはグッとこらえて。
怒れば怒れるほど、旦那さんは家庭での居場所をなくして、ますますキャバクラに行ってしまうかもしれません。
※そもそもカッとなって怒って、上手く行く事なんて基本ないです。それよりは、一旦落ち着いて、ちゃんと話しあった方が絶対いいですよね。
旦那さんがキャバクラに行く要因がないか(仕事が辛い・家庭に居場所が無いなど)をそれとなく探りましょう。
探った上で「キャバクラが目的になっている」なら、ダサすぎるのでぶち殺しましょう。
でも、仕事が辛くて・家庭に居場所がなくて、寂しいのかもしれません。家庭ではてんでダメな旦那さまでも、会社では一生懸命働いているのかも知れません。 その時は、旦那さんを支える事が1番な解決策だと思います。
おわり
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